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「今、めっちゃ幸せ」人生を考え直し30代で新規就農を決めた、ミヤモトファーム宮本さんご夫妻

2023年春、鷹栖町で新規就農した宮本さんご夫妻。
お2人は2021年4月から1年間、鷹栖町にある農業研修施設「あったかファーム」で研修生として活動。2022年4月からは師匠の元で、実際に野菜栽培の修行をしてきました。2年間にわたる農業研修を修了し、この春、念願の新規就農を実現。

「家族が大好き!今、家族との時間が増えて毎日が幸せな状態」と元気いっぱいの千穂さん。
そんな千穂さんを温かい目で見守り、目標を明確にしながら確実に進んで家族を守る良明さん。
結婚して15年経過する今、最高のパートナーシップを築き上げ、新規就農という新しい道を進み始めたお2人にインタビューをしました。

2021年、鷹栖町のあったかファーム研修生になったお2人。夫婦研修生は宮本さんご夫妻が初。
なぜ、農業という道を選んだのかをお聞きしたところ、良明さんは以前から農業に興味があり、定年後農業をやろうという思いを抱いていたそう。「どうせやるなら定年後ではなく早くてもいいのでは?」という考えを持ったのがきっかけだったそうです。

前職では2年、3年おきに転勤があり、ほぼ家族との時間はなく、3人のお子さんたちは「お父さん=土日だけ家にいる人」という認識だったようです。子どもたちの成長は待ってくれないし、仕事は忙しいし・・・という葛藤を抱えていたご夫婦は、資金の目処がついたこともあり思い切って「新規就農」という決断をしたと話してくれました。

豆大福で休憩中の様子

2人の決断を後押ししてくれたのは「熊」の存在

新規就農へ進む決断はしたものの「いつから?」というのは決めていなかったお2人。そんな2人の背中を押してくれたのは、なんと熊だったそうです。
ある日、仕事で森の中に行ったところ熊に遭遇した良明さん。熊に遭遇したのは初めてで、ものすごい恐怖を感じたと当時を振り返ります。その様子を聞いた千穂さんは「そのような危ない目に遭って欲しくない!」と強く思い、決断を後押しされたそうです。

宮本さんご夫妻が鷹栖町を選んだ理由は3つ

1、人が温かい
千穂さんは3年ほど鷹栖町内で働いた経験があります。その時に感じていたのが「鷹栖町民のあたたかさ」でした。人柄も、子育て制度も良い町だと思っていたそうです。

2、家から畑までが近い
宮本さんはすでに持ち家があり、鷹栖町は自宅と隣接している町。自宅から畑まで車で3分という立地も決めての一つとなったようです。お子さんがいらっしゃるので自宅と畑を気軽に往復できるのは利便性が高い。

3、就農に対する環境や補助が手厚い
お二人はあったかファームにて1年間の農業研修を行なっています。その後も1年間の修行期間があり知識を得やすい環境が鷹栖町だったということ。環境が整っていたこともあり、新規就農に対してのハードルは高く感じていないそうです。それだけではなく、これから農業を続けていくために必要な資格取得の補助金が出たことも大きかったとのことでした。

鷹栖の好きなところは、人も雰囲気も空気感も温かいこと。
みんなが協力し合っていることや居心地の良さも好き。

とにかく鷹栖町が大好きというお2人は、この春、新規就農という夢を叶えて地域に信頼される農業をしていきたいと語っていました。

今後も宮本さんご夫妻の農業の様子を記事にしていきます。
ミヤモトファームさんホームページもご覧になってみてください。

千穂さんがほぼ毎日更新しているInstagramはこちらです。

(地域おこし協力隊 山田直美)

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