子どもの頃から農業を身近に感じられる鷹栖町の取り組みとは
鷹栖町の魅力の一つには小さい頃から農業体験ができるということがあります。
幼児から中学生までそれぞれの年齢に合わせた体験ができ、自分が口にしているものがどう育ち、どう収穫されているのかを知ることができます。
自分たちが育てた野菜やお米を収穫して食べるということは食に対する興味が高まり食育にも繋がります。
【春の様子】
5月になると町内の保育園や学校等では種まきや苗植えが始まります。春に野菜を植えた園児たちは大きくなるようにと願いを込めていました。
土をかけすぎると重たくて出てこれないかもしれないから優しくしよう。
野菜の種を一つ一つ丁寧に心を込めて植えていきました。
小学生による田植え体験の様子です。鷹栖町には「ふるさと共育」という独自の取り組みがあり、ふるさと共育の取り組みの一環としてお米を育てることや畑を作ることがあります。(学校で体験できちゃうのです!)
水田の面積が広く写真のように一列に並んで植えていくことができます。一人につき1回までというものではなく「腰が痛い!」という体験ができるほど子どもたちは一生懸命に植えていくのです。田植えは地域の農家さんたちと一緒に行いますので地域の人たちとの触れ合いもあります。
中学生になると自分たちで畑を作り愛情を込めて育てていきます。
このときは、じゃがいも、玉ねぎ、人参を植えました。
夏の間はグループに分かれて水やりや草取りをしていき大切に育てます。
鷹栖町内にある「あったかファーム」という場所で畑作りをしています。
あったかファームで農業研修中の地域おこし協力隊がお手伝いをしています。
子どもの頃から役場職員や地域おこし協力隊との関わりが多いことも鷹栖町の特徴かもしれません。
【秋の様子】
鷹栖町子育て支援センター主催の親子収穫体験の様子です。
あったかファームにある畑でとうもろこし、枝豆、キャベツの収穫を行いました。「自分でやる!」という可愛らしい子どもたちの姿がありました。
様々なことを吸収しやすい子ども時代の農業体験はとても貴重です。スーパーで売られている野菜はどのように作られていて、どのように収穫されているのかを知る機会にもなります。体験を通して食への感謝や生産者への感謝の気持ちが育っていきます。
小学生による稲刈りの様子です。立派に成長した稲は鎌を使って刈り取りします。
怪我をしないように丁寧に行っていきました。
面積が広いため子どもたちは「どうやったら効率的にできるのか?」ということを考えながら進めていました。早く刈り取る方法を地域の方に聞きながら連携して行っている姿が印象的でした。
中学生は自分たちが春から育ててきた野菜を秋に収穫します。一人では抜けないくらい大きくなった人参を協力して抜いていきました。
一つのグループにつき写真(上)の量くらい玉ねぎを収穫できました。土がついているので皮を一つ一つ剥いていきます。この日は2時間目から4時間目まで収穫の時間でした。農業体験の時間が十分に確保されており、暇する時間がないほど収穫量があることも魅力の一つです。
このようにたくさんの野菜を収穫できます。この野菜は家に持って帰ることができるんですよ!一人につき大きな袋2つ分はありました。「今年は玉ねぎが高いから玉ねぎをたくさん持って帰ろう!」と言っている生徒もいました。自分たちが育てた野菜を収穫して家族で食べる喜びは大きいですよね。
このように鷹栖町では子どもの頃から農業を身近に感じることができます。今回、掲載した様子はほんの一部分です。この他にも学校の畑で野菜栽培をしていたり、地域の人たちと直接触れ合える農業体験が鷹栖町にはあります。
一度、鷹栖町へ遊びにきませんか?
(地域おこし協力隊:山田直美)